2008-07-24

memo

最近、ゼミでもやってるので、戦争がわりと自分のキーワードになっています。
そういった本をいろいろ読むと、戦争が少しわかった気になりました。

一方で、坂口安吾の「堕落論」も読んだのですが、ほかのいわゆる戦争について叙述した議論よりももっと人間の性格的な面をついています。
読んでいて、とても共感を覚えました。

「人間の、また人性の正しい姿とは何ぞや。欲するところ素直に欲し、厭なものをただ厭だと言う、要はただそれだけのことだ。好きなものを好きだという、好きな女を好きだという、大義名分だの、不義はご法度だの、義理人情というニセの着物をぬぎさり、赤裸々な心になろう、この赤裸々な姿を見つめることがまず人間の復活の第一条件だ。そこから自分と、そして人性の、真実の誕生とその歴史が始められる。」(続堕落論)

マジで惚れます。笑

2008-07-02

シエラレオネ人ってどーなのよ

シエラレオネを大学の授業に扱いました。
彼らについて、最近考える。

ポイントは、子供なんです。

子供兵士というヤツがいるらしくて、シエラレオネでは麻薬も殺しもやってきたらしいんです。
一般の人々はその子供兵士に家族や手足を切られたりしたらしいんです。

マジ信じがたい。
その子供兵士も入隊する際には親を殺されるケースも多い。

最近情勢的には落ち着いてきて、動員解除してリハビリとかをやるんですけど、
ホント、彼らのこれからを考えると、途方にくれる。

そんな子供であっても、夢や希望はあるんだろーか。
一生懸命ドラッグの中毒から脱出して、過去の体験に苛まれながら生きていかなきゃいけない。
それで頑張って中毒から脱出して、一生懸命勉強している子供がいる。

手足を切られた方だって、苦しいだろう。
手足を切り返したって、それはもしかしたら赦されるのかもしれない。

本の中には「彼ら子供兵士のことは許す。絶対忘れないけど」なんて言っている人もいて、信じ難い。
そうでも思わなきゃ、やってけないんだろう。
そんなんでも、そう思って生きようとする人がいる。

人間の希望を感じる。
人間って奥深い。

なんなんだよニンゲンって。
何がしたいんだ。

根本的に不合理だから、合理的になんてなれるはずがねーじゃねーか。
だったらなんで、合理の方に向かってるんだ?
偽善か?上っ面だけなのか?

だったら合理的になんて、絶対生きたくない。