インタビュー日時:3月12日
15時~16時
¨ KAMMIの活動
Ø 名称:Kesatuan Aksi Mahasisiwa Muslim Indonesia、The Action Group of Indonesian Muslim Students,
Ø 会員:インドネシア全国に30,000人
アチェ州(NAD)に5000人程
バンダアチェに500人
バンダアチェで活動的な学生150人
Ø バンダアチェ事務局
住所:Jln Utama Rukoh, Dusun Meunasah Tuha, No101, Desa Rukoh, Kecamatan Syiah Kuala, Banda Aceh 23111, NAD
電話:0852-2778-41567
Ø 運営資金
インドネシア政府、アチェ政府など公的機関から助成を受けているらしい。少ない額らしいが、少なくともアチェに関しては多くのNGOがもらえるものと同じものを受け取っているとのこと。
Ø 追記
ジャカルタを中心に全国に広がる学生組織で、デモのイメージが強いが、政治、経済、教育、貧困などさまざまなキーワードの下に活動している、らしい。
Ø Website: http://www.kammi.org.id(未確認)
日本支部もある、とか?
Ø 現在進行中のプログラム
☆Sosialisasi Pemilu
3月21日には“Semarak Murak “Melukis Demokrasi” ”というイベントを開催する。
党の広告ばかりの街中でウォールペインティングの大会を開き、テーマに基づいて参加者に絵を描いてもらおうというもの。残念ながら20日に帰る私は参加できず。。
(ビラを一枚もらった)
¨ アチェ州支部の支部長Basryにインタビュー
Q.いつからこの団体に参加していますか?
A.大体大学に入りたての02年から。支部長になったのは、07年7月。
Q.この団体のどのようなところに魅力を感じましたか?
A.①学生が主体であること、②団体が革新的かつ先進的でやりがいがあること。
Q.あなたはすでに大学を卒業していると聞きましたが、まだこの組織に参加できるんですね?
A.卒業後5年間の間はまだ組織に参加することが認められている。私もまだその範囲の中だ。
Q.あなたはこの団体を通して持っている目標はなんですか?
A.「Memperbaiki humanitis(人間性の修復←結構インドネシア語的な言い回しで良い訳がみあたらないが。。)」、つまり貧困問題や社会の不公正を解決したいんだ。
Q.それはアチェレベル?世界レベル?
A.まずはアチェだ。だがそこからインドネシア全体、ひいては世界全体へと繋がる。
Q.なるほど。私もそういった社会問題に関して多少なりとも憤りを感じますが、実際に行動するとなるとあなたの様に人生をそれに没頭させることなど到底できません。身の回りが恵まれているのであまりそういった問題を主体的に見ることができないのだと思います。あなたのその問題意識の高さやモチベーションの強さは一体どこから来るのですか?
A. それはもちろんアッラーの教えからだ。
“Islam Rahmat Bagi Seluruh Alam”という教えが、僕の原動力なんだ。
Q.それは確かに私とは違う点ですね。しかしながら、それはここにいるみんな(周りで聞いているメンバー達)も同じですか?
A.(メンバー全員頷く)もちろんだ。
Q.そうですか。ところが一つ疑問があります。あなた方の組織は全国に広がる巨大な学生組織の様ですが、インドネシア全国を通してみてもあなたたちのように敬虔なムスリムはまれなように思います。アチェに来る前にジョグジャに3ヶ月ほどいましたが、彼らはお祈りもしないようですし、ジルバブをかぶっている女性もまれなように思います。
A.確かにそのとおりだ。だが、われわれのメンバー(おそらくかなりのコアメンバーを指しているよう)は皆敬虔なムスリムだ。
Q.イスラム教は遍く人助けをすることを教えているのですね。
A.そうだ。世界で騒がれるテロやなんかは皆ムスリムではない。(9.11なんかはアメリカの策略だと考えている人がインドネシアで多数を占めているらしい)
Q.それとKAMMIのアチェ支部はアチェ政府から資金提供を受けているとの事ですが、そのことはインドネシア総選挙に合わせてのデモなどに支障はありませんか?政府に対してあまり快くないことができなくなってはいませんか?
A.インドネシアの民主主義はある程度すすんでいる。だからそういった問題は起こらない。大丈夫だ。
Q.でも、それはあなた方の都合でしょ?もし政府の立場だったら資金を切られてもおかしくないのでは?それに汚職がはびこっていることで有名なインドネシアですが、それでも民主主義が進んでいるのですか?
A.うーん。まあ大丈夫。
(このことに関しては明確な回答が得られなかった。現実的に資金調達の上で政府に頼るしかなく、また大して政府との間で問題や軋轢が起こっているわけでもないのであまり考えていなかったのではないかと推測している)
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