2009-01-18

アディンの話

二〇〇九年一月七日 

アディンとの話の中で。

アディンについて。
わりとガムメンバーの多い地区で、郡長の父をもつ。
両親はアチェ党に賛同。六人兄弟の四番目。
兄はドイツの病院で働く公務員。英語ができるらしい。 
孤児院のお世話係。アチェの大学卒。26か27歳。
ブディのいる所で

問:国軍はアチェで民衆を虐待したか。
答:した。それは明白だ。
アチェ人の家族は疑われている。だから彼らが脅されるのは当然。多くのアチェ人が国軍から虐待を受けた。

問:ガムも民衆を虐待したと本で読んだが事実か?
答:それは、国軍でスパイとして使われていたアチェ人に対してだ。
一般の民衆に対しては虐待はないだろう。ガムはアチェの中で生きているのだからアチェの人々を虐待するはずがない(最後の文は不確か)。

問:国軍のスパイのアチェ人はその後今どうなってる?
答:彼らはアチェの外に出たか、アチェ内にいても一人ぼっちだ。
国軍からもらったお金で少しばかり金持ちになっても長くは続かない。友達もいないだろうし、自虐状態だろう。

その他:
* 仮にガムのメンバーにご飯を分けたり、何かをあげただけで逮捕される。だからガムを助けたい場合は、ご飯を残したふりをしてその場を立ち去りガムにご飯をわけてやったりする。
* ジャワ人とはコンフリクトに関する話はしない。ジャワ人やバタヴィア人はアチェの政党が勝つのを恐れている。4月の総選挙でどうなるかが心配だ。
* 「郷に入っては郷に従え」、人それぞれの幸福の形があるはずだ。(ずさんな支援の形をみて同意)
* 単なる噂なのかもしれないが、アメリカや大国の潜水艦が紛争中アチェ近くに潜在していた。そのため津波後の復興支援が非常にスムーズだった。とのこと。

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