2009-01-18

「Pemilu 2009にそなえるNGO会合に参加して」

¨ 会合主催組織要旨
Ø 組織名:Aceh Post Konflict Working Groups(APCWG)
Ø APCWG参加NGO:
LBH Banda Aceh, RPuK, KPI, Gerak Aceh, Aceh Institute, SPKP HAM, FAA, PCC Aceh, Hivos, Solidaritas Perempuan, World Vison Indonesia, UNORC, ACSTF, Lakaspia Institute, LINA, Pusat Penguatan Perdamaianm AJMI, KontraS Aceh, Ita Nadia, Taufik Abda(今回の会合に参加しなかったNGOも含まれている)

Ø その他、組織の詳しいことは良く知らない。

¨ 会合要旨
Ø 開催日:2009年1月14日
Ø 時間:10:00-12:30(私は11時から参加)
Ø 場所:Kantor LBH Banda Aceh,
Jl.Elang Timur, Lr.Tgk. Lampoh Bungong No.12A, Desa Blang Cut, Banda Aceh.
Tel: (0651)22940
Ø 議題:
1.2009年インドネシア総選挙前の紛争状況の共有(あくまでアチェ国内)
Sharing bersama situasi dan deteksi konflik menjelang Pemilu2009
2.先手の行動計画スケジュール(ここでは議事省略)
Renjana tindak lanjut

¨ 議事録
◎ 「潜在する紛争勃発の可能性」
1. 伸張するインドネシア国軍
-国軍出張所の増加
-国軍権限拡大
-あくまで暴力装置としての国軍
Ø ジャカルタ政府は選挙プロセスのモニタリングの為に国軍と警察のメンバーからなる選挙プロセス監視団をアチェに派遣する。本来ならば、海外から監視団を招致すべきとのNGO職員の批判。
Ø ジャカルタ政府は国軍による選挙中の治安維持部隊を派遣する。本来ならば、国内の治安維持は警察の任務であるとのNGO職員の批判。
Ø 中部アチェで国軍が住民に対して支援活動をしている。
→アチェの規制強化を後押しする狙いがあるものと思われる。

2. 選挙方法の変化
アチェ農村部に住む女性は識字率が低い。また投票方法が変わったことを知らない。以前は投票用紙の候補者/政党の横に穴を開けることで投票していたが、今回の選挙からはペンでチェックすることになった。その為、多くの投票が無効になる可能性がある。その変更点について広く社会に浸透させる必要性があるが、未だそれがなされていない。
→1.メディア、2.ポスター、3.コミュニティー内会合、4.訓練(melalui training)

3. メディア(新聞やテレビの報道番組、ラジオ)
メディアに関して批判は今のところ(我々は)ないが、メディアが誤った報道や偏った報道を行った場合に紛争が再発する可能性がある。従って、AJI(Asosiasi Jounaristik Indonesia、インドネシアジャーナリスト連合)と共同でメディアが誤った方向に進まないようにコントロールする必要がある。

4. (内的、外的)政党間紛争
アチェ農村部で他政党(主にアチェの地方政党)の根も葉もない偽情報を流したり悪口を住民に吹き込むような例が起こっている。それが政党間の紛争に繋がる可能性がある。

5. 選挙管理委員会(Panwaslu; panitapengawas Pemilu)の存在
選挙管理委員会のメンバーには選挙プロセスなどをよく理解していない人間がいる。

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