2009-02-04

コーヒーから。

アチェはコーヒーが実は有名だ。
ウレカレンはその最たる場所で、一番有名なお店が「ソロン」。
オランダに占領されているときからあるって言ってたから、もう70~80年くらいはあるようだ。
最近、そこに通っているんだけど、色々な人が行き来して「情報交換スポット」になっている。

今日は店のオーナー家のおっちゃんと仲良くなり、コーヒーを加工している近所に行ってみて来た。
作り方はかなりシンプル。
1.豆の「ガラ」をアミにかけてできるだけ取り除く
2.機械にかけて2時間煎る
3.1時間45分くらいでマーガリンに砂糖を加えたものを加える
4.のこりを煎る
5.できたものを平たい板に広げて冷ます

ちなみに煎るための燃料はガスではなく木材使っていて、
これは建設用のものでヒビがあったり虫がはいったりして使えないものを使っている。

とってもわかりやすい。

おっちゃんは、スタバのコーヒーとの違いを熱弁。
シンプルだからといってこだわりがないわけではなくて、火の調節や豆の冷やし方、豆の状態把握の仕方などなど色々教えてくれた。

確かにおいしい。特に匂いと一口目。
正直そこまでコーヒーに凝ってもない俺でもなんとなくほっこりしてしまうのは、このおっちゃんの人柄と豆から喉を通るまでのわかりやすさからだろうか。

アチェでは正直食事の衛生面で心配になることが多いのだけれど(ハエとか普通、アリが調味料にたかっていたりする)、このコーヒーだけは安心して飲めそうだ。

でも、こーゆうのもう日本じゃ(というか東京じゃ)もうねーなぁ、と思う。
お茶だったら日本にもまだたくさんあるんだろうけど、確かにコーヒー飲むならスタバとかエクセルとかの外資のチェーン店で南米とか時々アフリカから来たらしいのを飲むもん。
それも最近じゃブラック(お金がないから時々飲むけど)よりもラテとかなんかよくわかんねーけど甘そうなやつが流行りのように感じる。
別にそれでもいいと思うけど、きっとやっしー賃金で多くの人々が農園で働いているんだろーな、と思う。あくまで想像。
でも、駅前のそういう店で飲む一杯のあまーいコーヒーからはそんなん想像できないよね。
それを「想像しろ」って押し付けるのもどうかと思う。でも「想像できないからしない」ってのもなんかスッキリしない。

経済とか社会のシステムだけそんな風に大きくなったって、正直こちらの感覚がついていかないっす。

ただ、人間の身の丈にあった生活をなんとなく求めてるけど、今更そんなん戻れない。
ゴキブリだったら500年後も生き続けるように死ぬ直前でも卵生むもんな。
人間は500年後よりも今の楽しみを優先するのに、本当にゴキブリ以上っていえるんだろうか。(ドM笑)

そんなんを最近身に染みて感じている。
…残念な話だが、人間ってバカだ。
いつか、人間も捨てたもんじゃないと思えるといい。

でも変な話、理系の人たちってその辺どう思ってるんだろーか。
。。気になるな。笑

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